はじめに
こんにちは、しんりゅう (@shinryuzz) です。
タイトルの通り、2023年9月に1ヶ月間、Web フロントエンジニアとして サイバーエージェント の 就業型インターン Tech JOB に参加してきたので、その時の経験を振り返ろうと思います。
インターンの概要
Abema TVなどを運営している 日本を代表するIT企業の一つ、株式会サイバーエージェント(以下、CA) が行っている就業型・有給のインターンシップです。 CA は 広告事業、メディア事業、ゲーム事業、AI・DX事業など、様々な事業を展開しており、インターンでは社内のどこかしらの部署に配属され、エンジニアとして従事する形になります。
募集ページはこちら
参加方式はリモート勤務/オフィス勤務のどちらかを選ぶことができます。(コロナが落ち着いてきた今、ほとんどの人はオフィス勤務を選択している?)
僕は会社の雰囲気を生で感じたかった + 東京で1ヶ月生活をしてみたかったため、オフィス勤務を選択しました。
遠方から参加する場合は勤務期間中の宿泊場所の手配 + 交通費の支給までしていただけます。 (地方在住者ワイ、大歓喜)
また、勤務日は週3〜5日の中から選ぶことができ、私は週4勤務にさせていただきました。 せっかく東京に来たのだから平日全ての時間を投下するのではなく、1日は他社のオフィス見学にいったり、共同研究先が神奈川にあるのでそちらに行ったりしたいと考えていたためです。
実際の業務に従事することになるため、パートタイム契約を結んで給与をいただくことができます。 時給は1500~2500円のレンジで変動するらしいのですが、僕は1500円でした。
さらに、さまざまな社員の方々とランチにいくことができ、そこに対して予算もついているため、超贅沢なご飯を毎日食べることができます。 これが本当にすごいんです。。 余裕があれば本記事の最後にランチの様子(写真)を載せておきます。
きっかけと選考フロー
CAとの初めてコンタクトがあったのは、サポーターズという逆求人イベントでした。
そこで人事の方と1on1面談する機会があり、「うちのカルチャーと非常にマッチすると思うから是非来てほしい。」というお話をいただきました。
僕の中でCA はザ・メガベンチャーっていうイメージで、超つよつよなエンジニアの方たちがバンバン開発を行っているイメージがありました。 そのため自分なんぞがいけるのかという非常に畏れ多い気持ちもありましたが、その反面インターンで得られる経験や待遇なども含めて非常に魅力に感じていたため、腕試しにエントリーしてチャレンジすることにしました。
選考は募集ページには書類選考→1次面接(エンジニア)→2次面接(人事)→ 面談(配属先エンジニア)→ 最終合否決定といった流れで進むと書いてありました。 僕の場合は逆求人イベントで人事の方と面談していたおかげか、書類選考と2次面接はスキップして順調にことが進み、インターンに参加する権利を得ることができました。
おそらくですが2次面接をパスした時点でほとんど参加が確定するといっていいと思います。
配属先の決定
Abema TVで有名な CAですが、他にも Ameba やタップル、AWA、ウマ娘など、メディア・広告・ゲーム・AI/DXまで非常にたくさんの事業を展開しています。
その中で配属先は選考を通して学生の希望や適性に合わせて決まる形になります。 私は大規模なプロダクトを運営している部署というよりは新規事業系の部署を希望しました。 また、事業ドメインとしてはヘルスケア・メディカル系に興味があったため、MG-DX という事業部を希望していました。
配属は学生の希望や実力はもちろんですが、そのときの部署のインターン性を受け入れる余裕具合などにも左右されるため、後者の実現は難しかったようです。 ということでその結果前者に関しては無事に希望が通り、FANBASE ARENA というエンタメDXソリューションプラットフォームを開発している部署への配属となりました。
配属先では新卒入社した時から社長室直属の新規事業準備室で働いているような超つよつよフロントエンジニアの方がフロント開発のリーダーを務めており、さらにバックエンド領域には社内のベストエンジニア賞を受賞しているようなエグつよな方が在籍していました。 えぐい。
というかそのお二方に限らず、インターン期間中に関わったエンジニアの方々は全員がマジで強い人ばかりでした。 新卒入社されて2、3年にも関わらず開発責任者をしていたり、何かしらOSSにコミットしていたり、有名なカンファレンスに出席していたり、 僕の普段の環境では考えられないレベルの人が当たり前のように自分のデスクのすぐそばに生息しており、本当に圧倒される毎日でした。
使用した技術と1日の流れ
以上のような環境で、私はWebフロントエンジニアとして業務に従事しました。
使用した技術は Next.js (App Router) と Typescript がベースで、それに加えて比較的新しい技術にたくさん触れることができました。 各技術のキャッチアップのために情報収集をしたりリポジトリ中の該当コードを読んだりと、それだけでとても楽しかったです。 (これはCA の中でもかなり自由度高く最新の技術を取り入れている部署らしく、僕には最高の環境でした。)
基本的にインターン生の勤務時間は 10-19時となっており、僕はいつも大体9時半くらいに行き、20時くらいに帰っていました。 朝はちょっと早く行って午前中に開発に集中。 午後は集中力が下がるのでアベマタワーズ内のカフェに行ってコーヒーを飲んで休憩・リフレッシュして再び夕方くらいから集中... みたいな流れが多かったです。
アサインされたタスク(開発)を行うことはもちろん、デイリースクラム、モブプロ、プロダクトお触り会、事業部の週次定例など、さまざまなミーティングに参加できたこともよかったです。 (事業部のメンバーが本当に若い上に 職種限らずみんな仲が良く、金曜日の週次定例は聞いてるだけでも本当に楽しかったですw)
実際に取り組んだこと
配属先の事業部では最近 Next.js の Pages Router から App Router に移行が完了し、徐々に App Router の機能を取り入れているというタイミングでした。
そこで 私は Suspense周りの実装や、ある動的ページの React Server Component化をメインに取り組みました。 プラットフォームを開発している&横展と呼ばれる事業展開をしていることから、複数のプロダクトをモノレポで管理して デプロイするといったことを行っていました。 そのため初めはリポジトリ構成の理解から始まり、そこはなかなか苦労しましたが周りの方々からのサポートもありなんとかキャッチアップして取り組むことができました。
また、App Router の Cache&Purge 周りの実装にも挑戦することができ、これは特に最新のバージョンアップデートで挙動が更新されたりとfixな情報を見つけることに苦労しました。 そのためかなり公式ドキュメントを読み込む時間がありました。 この時間が非常によかったです。
これまでは「とにかく動けばいい」の精神で開発してきたこともあり、こういった作業を通して 純粋な webフロントエンドに関する技術的知見を圧倒的に向上させることができました。
なによりも、こんな気持ちい開発体験を得ながら、つよつよエンジニアの方々から自分のPRに対するレビューやアドバイスを頂けるという環境が、本当に最高でした。 こう行った環境で働くことができるのであれば、どうやったってエンジニアとして圧倒的に成長できるなと強く感じました。
さいごに
1ヶ月間という短い期間でしたが、圧倒的に成長することができました。 めちゃめちゃ自分なんぞ精神が強かったのですが、周りの方々も本当に優しく強くサポートしてくださり、自信をつけることができました。 業務のことはもちろん、キャリアの相談に乗っていただいたり、毎日社内の人とのランチをセッティングしていただいたり、ポーカーの楽しみを教えていただいたり。。。 本当に感謝しております。
おかげさまでソフトウェアエンジニアって素晴らしい職業だと感じましたし、これでキャリアをスタートしたいと決心することもできました。 こんな環境を用意してれたサイバーエージェントという会社にも深く、深く感謝しています。
1ヶ月間大学院の活動は完全にストップしてしまいましたが、それ以上のリターンをこれからの大学院生活にもたらすことができると思っています。 これからもソフトウェアエンジニアとしてより成長していけるよう、精進していきたいと思います。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。